アンガーマネジメント静岡教室のコラム

怒っても理解してもらえるということもある

怒り方というのがあると思います。

怒り方によって、嫌なムードを作ってしまう場合と、良いムードを作り出せる場合とがあります。

その違いを簡単にいえばこんなことです。

【嫌なムードになる怒り】
怒る人が「自分のため」に怒っていると感じられる怒り

【良いムードを作る怒り】
怒る人が「相手のため」に怒っているとはっきりわかる怒り

ここで大事なことは、いくらその怒りが「相手のため」だったとしても、相手にそう感じてもらえなければ「嫌なムード」になってしまうということです。

怒りの発言、怒声というものが受け入れられるかどうかというのは、あくまでもそれを聞かされる側が判断することだからです。

その点をよくわかっていないと、たとえそれが「善意」からくる怒りであったとしても、相手に拒絶されたり、さらに相手の怒りを買ってしまったりします。

じゃあどう怒ればいいの?

一番良いのは、怒りではない、別の表現で伝えることですが、どうしてもここは強く言っておきたいという時には、怒りの言葉の中で相手を喜ばせたり感動させたりします。

怒りですから当然、相手を非難する部分が入ってしまうわけですが、それを一番に伝えようとするのではなく、自分が相手のことをいかに尊敬しているか、いかに愛しているか、相手のおかげでいかにこれまで助かったかといったことを、感情的に伝えることができれば、相手は自分の言うことを理解しようという意識になってくれるでしょう。

それをうまく伝えるには、とにかく、日ごろからの相手への理解が欠かせません。「相手の良いところを誰よりもよく理解している」と自負できるだけの理解です。 « 前のコラム:怒られてうれしかったということもある
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興津諦ポートレイト
Writer: 興津おきつあきら
武蔵野美術大学視覚伝達デザイン学科卒。台北市永漢国際教室専任講師などを経て、1994年大修館書店『月刊言語』に論説『日本語学習者のための新しい日本語文法』を発表。「する/した」「見える/見えた」など、それまで「現在/過去」「未然/已然」「未完了/完了」などと説明されてきた語形変化の意味を、「時制」などの客観基準よりも意識の深い層で主観的に行われる「請け合い/受け止め」という認識行為であることを世界で初めて特定。人が自分の思考や感情も認識の対象としていることが言語にはっきり表れているという新たな事実を明らかにし、以後の研究は思考や感情の自己管理方法へと発展している。アドマック株式会社代表取締役。アンガーマネジメント静岡研究所所長。
【著書】  『夢色葉歌 〜みんなが知りたかったパングラムのすべて〜』(1998年新風舎出版賞受賞)
『日本語入門 〜The Primer of Japanese〜』
『日本語の迷信、日本語の真実 〜本当の意味は主観にあった〜』
『パーミストリー 〜人を生かす意志の話〜』

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