アンガーマネジメント静岡教室のコラム

責めない、非難しない、白黒つけない。

怒りという感情は「脳の反射」であるということで講座でもお話ししています。

反射ですから、その反射自体を完全になくしてしまうということはなかなかできません。つま先を椅子にぶつけて「痛いっ!」というのが反射ですが、相手が引く「怒りの引き金」を受けて「ムカッ!」と来るのも同じように反射なんです。

アンガーマネジメントでやろうとしていることは、その「ムカッ!」という反射の “後” をどうするかというのがメインになります。

その “後” にすぐ始まってしまう “思考” を「怒り思考」と呼んでいるんですが、それを止めることがアンガーマネジメントの課題です。

まずそういう課題について、私たちは今までそれほど真剣に考えてはこなかったということがあります。

考えてこなかっただけならこれから考えればいいんですが、私たちが今まで生きてきて、実はそれを考えることとはまったく反対のことをしてきているということがあるんですね。

というのは、誰かに頭に来たときの、その後の考え方として、「どっちが悪いのか?」「自分が正しくて、相手が間違っているのではないのか?」ということをはっきりさせましょうという、 “考え方の習慣” が身についてしまっているということです。

そんな習慣はありませんよという人なら、おそらくアンガーマネジメントなど必要のない人だろうと思いますが、多くの人がそんな習慣をもっています。だからアンガーマネジメントが必要になるんです。

「明らかに相手が悪いのに、どうして自分が悪者にされなければならないのか?」
「相手と自分とどっちが間違っているか、今度こそはっきり決着をつけたい」
「悪いのは向こうなんだから、なんとしても謝らせたい」

このような思考が「怒り思考」の代表的な例になるわけですが、そのように思考して「決着」とか「謝らせる」とかいったことを考え続けたり、それを実現させようと必死になったからといって、「怒り思考」という苦しい思考から自由になったり、その後で相手と良い関係が築けたりすることはまずなさそうです。

責めない、非難しない、白黒つけない

むしろこれを目ざした方が、後で後悔することにならず、良い結果になるはずです。

誰からも好かれる人、誰からも慕われ、信頼される人というのは、「責めない、非難しない、白黒つけない」ということが、誰に教えられたともなくできている人だったりすることが多いはずです。

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興津諦ポートレイト
Writer: 興津おきつあきら
国内でもっとも権威ある言語学専門誌である大修館書店『言語』にて日本語の語尾「る/た」使い分けの原理を歴史上初めて解明するなど、無意識下の認識に関する法則性についての先駆的な研究を行なっている “無意識のエキスパート” 。武蔵野美術大学造形学部視覚伝達デザイン学科卒・台北市永漢国際教室専任講師・富士国際日本語学院教務主任などを経て、現在はアドマック株式会社代表取締役・アンガーマネジメント静岡研究所所長。1960年静岡市生まれ。 【著書・著作】 『日本語入門 〜The Primer of Japanese〜』(富士国際日本語学院・創学社) 『日本語学習者のための新しい日本語文法』(大修館書店『言語』1994年12月号) 『夢色葉歌 〜みんなが知りたかったパングラムの全て〜』(新風舎出版賞受賞) 『パーミストリー 〜人を生かす意志の話〜』(アドマック出版) 『日本語の迷信、日本語の真実 〜本当の意味は主観にあった〜』(アドマック出版) 『興津諦のワンポイントチャイニーズ』(SBSラジオ)

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