A=CLの法則。怒りは要求と理解不足をかけ合わせたもの。CとLを自覚しよう!
最新科学なのにわかりやすい! 人生が変わる本講座。
 アンガーマネジメント講座「思考編」(心理学と脳科学の講座)は、今まで無意識だった「怒り」「イライラ」「不安」「イヤな気持ち」「自己不信」などの原因をはっきり特定し、 “楽になる” ための4時間の集中講座です。

 最新の心理学や脳科学にもとづいていますが、イラストいっぱいのスライドで直感的に理解でき、とてもエキサイティングな内容になっています。

 「4時間って長そうだな…」と言われる方も、終わってみると皆さん「あっという間だった!」と言われます。

講座スケジュール

講座 時間数 受講料/1名
アンガーマネジメント講座「思考編」4時間 15,000円 スケジュールを見る
受講料(教材費込・税込)は当日教室にてお支払いください 教室定員12名 先着順締め切り

問題になる怒り、問題にならない怒り

相手との共感があるかどうか

アンガーマネジメント講座思考編のスライド1
 ひとくちに「怒り」「イライラ」と言っても、相手にぶつけて問題になる場合とならない場合があります。
 問題になる怒り・イライラというのは、相手との共感がないものです。投げつけられた怒りの感情が一方的で理解されないものであるために、対立の原因になったり、信頼を失ったりします。
 その反対に問題にならない怒り・イライラというのは、怒った人の怒りがなぜ出てしまったのか、怒られた側がよく理解でき、怒ってもらえたことによっていっそう信頼が強まったり、救われたと感じたりする場合のことです。そこでの怒りの感情は、怒る側・怒られる側に共有されている、つまり共感があるということもいえます。

思考によって続く怒りが問題

アンガーマネジメント講座思考編のスライド2
 怒りの感情というのは、反射的に出てしまって避けられない「最初の感情」と、そこから思考によって続いたり増幅したりする「あとの感情」という、2つの段階があります。特に問題になるのは「あとの感情」、思考によって続いてしまう感情です。

認識のズレと共感

現実に対して、自分の認識は的確か?

・自分の相手である人物
・自分が直面している物事
・自分の置かれている立場や状況
 たとえばその3つについて、自分が「こうだ」と考えたり思い込んだりしているその認識のしかたが本当に的確かどうかという問題があります。
 たとえば、自分に対する自分自身の評価が、他者からの評価よりも低すぎたり、逆に高すぎたりということがありますが、低すぎれば自分に自信が持てませんし、高すぎれば人から不信に思われることにもつながります。
 また、相手の人のことや、今おかれている状況についても、認識のズレがあることによって、要らぬ心配や不安、過剰な期待や思い込みとなって、イライラしたり、頭にきたりすることがあります。

例えば車の運転

アンガーマネジメント講座思考編のスライド3
 ハンドルを握ると人格が変わるという人がいます。そこまではいかなくても、車の運転中はイライラしやすいという人は少なくないでしょう。
 どうしてそうなるのかといえば、そこにも認識のズレや歪みがあります。車に乗ってハンドルを握ると、車内は自分だけの空間ですが、それが車外に対しても同じように「自分の領域だ」という意識が働いてしまうのです。
 同じ人間であっても、そのような意識をもたない人、たとえば「自分がここで車に乗っているのは、前後に走っている人たちに許されているからだ」とか「自分がここに来なければ少しは渋滞も緩和したかもしれない」などと、客観的な事実とズレの少ない認識ができている人であれば、ハンドルを握ったからといってイライラすることはないわけです。

自分の立場、立ち位置の認識

 たとえば家庭の中で、すごく亭主関白なお父さんがいたとします。お父さんの言うことは常に絶対で、お母さんも、子どもたちも、お父さんに意見したり逆らったりすることは許されません。
 (今どきはもう絶滅危惧種かもしれませんが)そんな家庭では、「お父さん=法律」で、その「法律」の下に、お母さんや子どもたちが存在しているという構図になります。
 法律であるお父さんが、本当に神さまのように絶対的に正しい言動だけをしているのなら問題ないのかもしれませんが、人間はなかなか神さまにはなれないというのが現実です。
 明らかに神さまではない人を神格化するということですと、そこには認識と現実とのズレがあって、そこに関わる人たちに様々な形で「無理」が出てきます。

人はみな平等と考えるのがいちばん楽

 そもそも法律がなぜあるのかといえば、「法のもとの平等」という社会がいちばん円滑で楽だからです。
 たとえば職場でも、チームにミッション(たとえば「業績を上げる」という目標)があって、そのミッションのもとにチームのみんなが平等で、全員で協力しあってミッション遂行(目標達成)にベストをつくすというやり方がいちばんうまくいきやすいのです。
 チームリーダーというのはもちろんいますが、「リーダー=ミッション」のようになっていると、リーダーその人の負担が大きくなり、他の人たちも常にリーダーの顔色をうかがったり、またリーダーひとりの失敗で全員が苦境に陥るなど、様々な無理をともなうことになります。
 そのようなチームは、もし「チーム力ランキング」があったとすると、上位になるのは困難です。それでも上位になろうとすれば、無理に無理を重ねていかなければならなくなります。
 日本大学アメリカンフットボール部の不祥事がありましたが、絶対権力者のもとのチームづくりではいかに無理が多いかということが、あの事例でもはっきりしました。

チーム力を強くする共感の力

 人間の脳は、仲間と同じ感情(あるいは精神状態)にあることを察知する機能をもっています。そのとき、感情的に満たされていると感じ、個々の能力も高まります。ただ理屈による判断だけで「良い/ダメ」を決めようとしても、そこに共感が伴わないとうまくいかないんです。
 他者と感情的に(あるいは考え方の面で)対立しているとストレスを感じ、イライラしやすくなり、個々が本来もっている能力は発揮できません。
 しっかり共感されていて、考え方もお互いに一致していると、「共感」あるいは「脳の同期発火」という状態になるんですが、その状態では、互いに考えていること、満足したり不満だったりすること、やるべきこと、やるべきでないことなどの意思疎通が、言葉も要らないというぐらい、目と目を合わせただけでわかるというぐらいに円滑になってきます。
 そんな理想的な状態というのを、誰でも経験したことがあるんじゃないでしょうか。
アンガーマネジメント講座思考編のスライド4

相手を肯定することで平等と信頼を築く

アンガーマネジメント講座思考編のスライド5
 大きな失敗をしてしまった日大フットボール部とは正反対にあるのが、カーリング女子の日本代表チームだったLS北見の選手たちかもしれません。
 「そだねー」という言葉を掛け合うことで話題になり「そだねージャパン」とも呼ばれましたが、あの言葉が面白いからとか、北海道弁の響きがいいからというだけではなくて、大事なポイントは、「相手の発した言葉をまず肯定する」という、心理学や脳科学でも裏づけできる「チームの強化法」を実践していたということに注目したいのです。
 たとえ相手が自分と対立しそうな意見を投げかけてきたとしても、それを即座に否定してしまうと、互いの共感が壊れていき、感情的に不安定になりやすいんです。
 大事なことは共感を築き、共感を保つことですから、その正反対の言動は出ないようにしなければなりません。
 そのためには、対立しそうな意見をされても「そうだ。その通りだね」と、まずは無条件で肯定してしまう。それから「あともしかして、こんな見方もできるかな?」と提案し、相手と一緒の目線になって一緒に考える。そうすることで、協力し合う関係を決して崩さないというのが、最善の結果に結びついていくんです。

職場も、家庭も、夫婦も同じ

アンガーマネジメント講座思考編のスライド6
 相手との共感を増やすことで、強い信頼を築いていくべきなのは、職場やスポーツのチームだけに限らず、家庭でも、夫婦関係でも、親子関係でも同じことです。
 「どっちの立場が上か?」を意識したり前提にしたりする関係では、無理がいっぱいでうまくいきません。どちらかが相手に従うというような不平等な関係では、感情的に安定しませんから、怒りやイライラが絶えないんです。
 共感は理解を進めます。共感は要求を減らします。対立をなくし、ひとつのミッションに向かって協力しあう関係こそが「人間性」という人類の本質に沿った生き方であり、脳の生理や本能を満たす生き方です。

 アンガーマネジメント講座「思考編」では、そのような「道徳やモラルを超えた科学の常識」についてもわかりやすく学ぶことができます。

講座スケジュール

講座 時間数 受講料/1名
アンガーマネジメント講座「思考編」4時間 15,000円 スケジュールを見る
受講料(教材費込・税込)は当日教室にてお支払いください 教室定員12名 先着順締め切り