きょうはとても穏やかなご年配の女性とお話する機会がありました。
「若いころはよくイライラしていましたが、年齢とともにそういうこともなくなってきました」
とのことで、アンガーマネジメントも必要なさそうでした。
年を取ってもイライラしてしまうという人は、気持ちが若いということもあるのかもしれません。イライラしたり、怒ったりすることが「ダメ」だと頭から決めてかかるのではなく、アンガーマネジメントではそうした感情を客観的にとらえ直そうということです。
そして、もうすでに自分のイライラはほとんど解決していますよという方であっても、その「解決」のしかたがどうなのかということも確認しておきたいところです。
というのは、解決といっても「あきらめた」というだけであったり、「目に見えないガマン」をしていたりすると、そのうちまた爆発したり精神的に参ってしまったりすることがあるからです。
「あきらめ」や「目に見えないガマン」というものは、怒りやイライラが生み出した副産物です。その副産物があるということは、その元のところに怒りやイライラを抱えたままになっているということです。
つまり、自分の中の怒りやイライラに蓋をして、意識しないようにしているということになります。
アンガーマネジメントでは、むしろそれを意識の表に出すことで、いつかまた起こる爆発や精神的な疲労にならないことを目ざします。
2月から、「イライラ無料相談」を開催していきます。
ご参加にはご予約をいただきます。