自分が楽になること。

これが静岡教室のアンガーマネジメント。
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ジャッジしない! 自分と人を好きになれ!

私たちが陥っている「つらさ」というものは、どうしても、原因を「外」に見つけたくなるものです。

「あの人のせいで自分は……」「あの人がいなければもっと楽なのに……」と、いつもいつも考えてしまいます。

そんな考えをするようになったそもそもの発端は何だったんでしょうか?

きっといつか、過去のどこかで、その人との信頼関係が壊れ、信頼することがなくなって、逆にいつも警戒したり、恐れたり、毛嫌いするようになってしまったんだと思います。

そうなった原因は、その人の言動に感じた「イラっ!」「ムカっ!」「カーっ!」という、自分の脳の反射があったことです。

ところがこんな事実もあります──

山田さんと木内さんという職場の同僚がいました。同期で入社して、同じ部署で働いています。二人の上司は大原さんという課長ですが、この大原さんがかなりのクセ者。

「木内くん! もう何度も言ったよね? この仕事、ダメだろ? まだわかんないの?」

きょうは木内さんが小言を食らっています。木内さんは大原課長の小言を素直に聞いているようにも見えますが、内心は不満でいっぱい。どうしてそんなに攻撃したがるのか、大原課長を好きになれないどころか、いつかそのうち正面から大原課長を怒鳴りつけてこんな職場は辞めてやるとさえ思っています。そう。はらわたが煮えくり返っているんです。

一方の山田さんは、木内さんより仕事ができるということは全然なくて、むしろ木内さんのほうが能力は上。それは山田さんも、上司の大原課長も認めています。だから山田さんのほうが失敗は多いし、こなしている仕事の分量も木内さんより少ないんです。だから当然ということになりますが、実は山田さんのほうがたくさん小言をもらっていたんです。

たくさん小言をもらう山田さんと、それよりは少ない木内さんでしたが、山田さんは大原課長をそれほど恨んでもいないし、嫌ってもいません。木内さんのように、いつか仕返ししてやるなんてことは、これっぽっちも思ったことがありません。

この違いは、どこから来たんでしょう? ──そう。性格ですね。

でもここで、「性格の違い」とだけ結論づけて、あとは何も考えないというのでは、何の解決にもなりません。性格が違うなら違うで、何が、どう違うのか、その詳細を見ることが欠かせないからです。

以下に、その詳細を比較します。

【山田さん】
・誰でも得意なこと、苦手なことがあるとわかっている。
・自分の能力不足を自覚している。
・同僚の木内さん、上司の大原課長、それぞれの長所を認め、リスペクトしている。
・「能力不足だから自分はダメだ」とは思っていない。
・自分の残念なところも含めて、自分が嫌いではないし、むしろ好き。

【木内さん】
・いつも人のダメなところに目が向きがち。
・自分の能力には自信がある。
・自分は人からもっとリスペクトされるべきだと思っている。
・能力不足の自分など認めたくない。だから努力しているつもり。
・無能な自分は許せないし、無能な他人も許せない。

山田さんと木内さんのこの違い──これが性格の違いだということです。つまり、考え方が違うわけです。

また、考え方の違いというのは、自分の意識をどこに向けるかという違いです。意識がいつもどこに向いていて、そのために、どんな思考が始まってしまうかという違いです。

山田さんは、自分のことも、人のことも、「良い」「悪い」とジャッジすることが少なく、一方の木内さんは、寝ても覚めてもそのジャッジをしています。「悪いのは課長だ!」というふうに。

さらに、山田さんには人と自分をリスペクトする “クセ” ができています。「リスペクト体質」とでも呼ぶべきものになっていて、いつもいつもそうしてきたために、人を尊重することが自然にできるんです。一方の木内さんですが、リスペクトはされたい側であって、よっぽどのことがない限りは人をリスペクトするという発想が出てきません。

同じ職場にあって、山田さんは毎日を楽に生きています。木内さんはつらい思いをしています。

楽になるアンガーマネジメントとして、ジャッジしないこと、リスペクトを習慣化することというのも大いに役立ちます。
言語学・認知科学|興津諦オフィシャルサイト

講座スケジュール

講座 時間数 受講料/1名
アンガーマネジメント基礎講座80分 5,000円 スケジュールを見る
アンガーマネジメント講座「思考編」4時間 15,000円 スケジュールを見る
アンガーマネジメント講座「理解編」4時間 15,000円 スケジュールを見る
どの講座からでも受講可 受講料(教材費込・税込)は当日教室にてお支払いください 教室定員12名 先着順締め切り

アンガーマネジメント基礎講座

今まで意識してこなかった、あんなこと、そんなこと……。きょうから変わる。楽になる! 今までの意識を変えてみよう! たとえば「怒りの二段階」。怒りは二段攻撃で来るんですが、二段めさえ変えられれば一気に楽になるんです。

アンガーマネジメント講座理解編

人間理解の裏ワザ 自分の怒りやイライラの原因のひとつとなるのが相手への「理解不足」。それを劇的に改善する裏技として「手相」を使うという4時間の集中講座です。

研修・セミナー・講演会

セミナー講師も派遣します。アンガーマネジメントセミナー・社員研修・講演会 アンガーマネジメント研修・ハラスメント対策研修会・子育てセミナー・講演会などに講師を派遣。企業・自治体・教育委員会・介護施設など、実績豊富です。

Wikipedia アンガーマネジメントのページ

日本語版 Wikipedia「アンガーマネジメント」のページ 2016年11月、日本語版Wikipediaに「アンガーマネジメント」のページを新設するために、当教室による専門翻訳を提供しています。

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静岡教室のアンガーマネジメントプログラムの生い立ち

自覚できなかった無意識を自覚する。

大修館書店発行の月刊『言語』1994年12月号
 日本で最も権威ある言語学専門誌、大修館書店発行の月刊『言語』。これは1994年の12月号です。

 この中に、『〈日本語学習者のための〉新しい日本語文法』という論説が掲載されています。当研究所所長である興津諦(当時、富士国際日本語学院教務主任)によるものです。

 「新しい日本語文法」などというセンセーショナルなタイトルの論説が、権威ある学術誌である『言語』に掲載されたのはなぜかといえば、その論説が、それまでの「言語学の常識」や「文法の常識」を根底からひっくり返してしまう内容だったからです。

 『言語』誌は、それまで、国内外の大学等研究機関で目立った研究実績のある研究者や著名人に原稿の執筆を依頼し、それを掲載するという形で編集・発行されていたのですが、それがこの号で突如として、一日本語教師による常識はずれの論説に原稿料を払い、何ページにもわたって掲載したのです。編集部としては、興津のこの論説に、それまでの慣例を破ってでも掲載する価値があると判断してのことだったのでしょう。

 その全文については、当サイト内「資料室」でも公開していますので、是非ご覧いただきたいと思いますが、簡単に紹介すれば以下のようなことです。
 望遠鏡を覗いて「あ、見える見える!」と言うか、あるいは「あ、見えた見えた!」と言うか、あなたならどちらを言いますか? そしてそれはなぜですか?

 …という質問で、「どちら」については「どちらも言い得る」というのが正解です。しかし、「なぜ」については、理由をうまく説明できません。

 なぜ「見える」と言い、なぜ「見えた」と言うか。それを説明できないのは、誰もが「る/た」の選択を、まったく無意識のうちにしているからです。

 世界中の研究機関や学者が、その無意識を説明しようと試みてきたのですが、それまでは、根本にあるはずの原理は謎のままで、瑣末な議論ばかりが行われていました。つまり「る」は「現在」「未完了」など、「た」は「過去」「完了」などといった、昔ながらの説明ばかりだったのです。

 それに対し、興津による「新しい日本語文法」は、「自分と対象のうちどちらが主導的だと認識しているかによって決まる」というもので、自分主導だという認識(請け合い)なら「る」、対象主導だという認識(受け止め)なら「た」になるという、矛盾も例外もない、シンプルを極めた理論でした。

 さらに「現在/過去」などの様々な意味も、これにより副次的に伝達されていると説明できるのです。
自分と対象、請け合い「見える」と受け止め「見えた」
自分主導という認識(請け合い)なら「見える」
対象主導という認識(受け止め)なら「見えた」
 言葉の根本にある “無意識” の研究をライフワークとする興津ですが、そのひとつが “アンガーマネジメント” です。

 言葉の問題に限らず、私たち人間は、精神面で様々な問題を抱えています。それがなかなか解決しないのは、問題の本質が無意識下にあってわからないためです。

 近年の脳科学の目覚ましい進歩によって、無意識のメカニズムが驚くほど明らかになってきました。科学の進歩が無意識を完全に解明しつつあるという、そんなうれしい時代に私たちは生きているわけです。

 これはもしかすると、人類のあらたな進化ということになるのかもしれません。というより、是非そうなるべき時代が訪れたと見たいところではないでしょうか。

 アンガーマネジメントをはじめとするメンタルトレーニングは、私たち一人ひとりの進化を可能にします。その恩恵を皆さんにもお分けすることが、当教室の役目であると考えます。

無意識だから苦しい。無意識から楽になる。静岡教室のアンガーマネジメント講座

最新の脳科学・心理学のトレーニングプログラムで、楽で楽しい人生を!
怒り・イライラが減って楽になるアンガーマネジメント講座

「イラッ!」「ムカッ!」「カーッ!」という脳の反射

相手にイヤなことを言われた、イヤなことをされた、イヤな態度をとられた・・・という時、私たちの脳は「イラッ!」「ムカッ!」「カーッ!」などの “反射” を起こします。

この “反射” は、自分を守ろうとする反射で、たとえば足をぶつけて「痛いっ!」というのと同じですから、その “反射” 自体は避けられません。

「イラッ!」「ムカッ!」「カーッ!」に続く思考

脳にそのような反射が起こったとき、よく始めてしまう思考があります。

「相手が悪い!」「自分は悪くない!」「〜のせいだ!」「〜のくせに!」などの思考です。これは自動的に始まってしまう思考なので、 “自動思考” と呼ばれています。

怒り・イライラのマネジメントで、とりあえずすぐできるのが、その自動思考を止めることです。

「イラッ!」「ムカッ!」「カーッ!」が収まってくるまで10秒待つ、という方法もありますが、それだけでは自動思考は止まりませんので、「相手が悪い!」などの自動思考が始まるのを自覚して、それは「絶対しないぞ!」と意識して止める(または別の思考に切り替える)必要があります。

いじめ・ハラスメントの原因

いじめやハラスメントの直接の原因も、相手のことを「悪い!」と思うことです。

「相手が悪い!」とか、「自分も悪いけど相手も悪い!」というように、「悪い」というその “思い” があると、「自分がすることは正しい!」「自分の言うことは正しい!」になってしまい、相手を攻撃したり、無視したりすることになります。

「悪い」と思うことが一番悪い

子どものころ「バカって言う人がバカ」なんて言ったり言われたりしたことがあるでしょう?

それとちょっと似ていますが「悪いと思うことが悪い」と考えることによって、怒り・イライラ・いじめ・ハラスメントは、なくしていくことができます。

「悪い相手を悪いと思うのは当然でしょ?」とは考えません。そう考えて得られるものはありませんし、自分が苦しくなり、相手を苦しめることになるだけだからです。

自分が楽になると相手も変わる。人生が変わる。

「怒りやイライラの毎日だったのに、楽な毎日に変わってきた!」
「身近な人たちの笑顔が増えました! なんで?って感じです」

脳科学・心理学などを活用し、怒り・イライラなどを根本から楽にする。
自分だけでなく、自分の周りの人たちまで変わってくる。
──それが静岡教室の《アンガーマネジメント講座》です。

アンガーマネジメント講座・セミナー・研修会

講師派遣

アンガーマネジメント・メンタルトレーニングの専門家を派遣しています。
ストレスチェック後のメンタルケア対策、ハラスメント対策、病院・介護施設などにおける職場の人間関係改善セミナー、学校・保育園・幼稚園などでの子育てセミナー、夫婦関係改善講座、接客マナーセミナー、インバウンド対策講座など、怒り・イライラから “楽になる” ための講座・セミナーをご依頼いただけます。

講師派遣交通費・移動拘束費について

■自動車での日帰りが可能なエリア(片道150km程度まで)
1. 1kmあたり16円のガソリン代+高速料金
2. 移動拘束費として所要時間1時間につき3,000円(1時間未満は切り捨て)
3. 駐車料

■自動車での日帰りができないエリア
公共交通機関での交通費(往復2名分)に加えて宿泊費(1室2名分)がかかります。

■例として浜松アクトタワーの場合
1. 往復総距離:157.6km(片道78.8km×2)
2. 所要時間:2時間34分(片道1時間17分×2)
3. 有料区間通行料:3,600円(片道1,800円×2)
4. ガソリン概算:2,560円 *1
5. 移動拘束費:6,000円/2時間 *3,000円/1時間 *1時間未満切捨

出張料金総合計(3〜5の合計):12,160円

*1:往復157.6km→10km未満を切上げ→160km×16円=2,560円

■静岡県内(県中部)
静岡市・焼津市・藤枝市・島田市・吉田町・牧之原市・御前崎市・本川根町

■静岡県内(県東部西部伊豆)
富士市・富士宮市・沼津市・三島市・裾野市・御殿場市・小山町・長泉町・清水町・函南町・熱海市・伊豆の国市・伊豆市・伊東市・西伊豆町・松崎町・南伊豆町・下田市・東伊豆町・河津町・菊川市・掛川市・森町・袋井市・磐田市・浜松市・湖西市

■静岡県外
山梨県・神奈川県・東京都・愛知県・長野県・大阪府・京都府・兵庫県・奈良県・三重県・福岡県・高知県・沖縄県・鹿児島県・高知県・北海道・青森県・秋田県・岩手県・山形県・宮城県・福島県・新潟県・栃木県・茨城県・埼玉県・富山県・石川県・福井県・岐阜県・滋賀県・和歌山県・鳥取県・島根県・岡山県・広島県・山口県・大分県・佐賀県・長崎県・熊本県・宮城県