私は間違ってない!という考えから自由になりたい

前回は「自分は正しい、相手が間違っている」ということについて、一生懸命に考え続けてしまうこと、それが「怒り思考」だということを書きましたが、大事なことは、その思考から抜け出して自由になることです。

怒り思考を続けてしまうということは、怒り思考にとらわれて自由を失っているということです。

それを「B思考」とも呼んでいます。

「B」とは「Bondage」の頭文字で、「束縛」「屈従」「奴隷の状態」という意味です。

何の奴隷になっているかといえば、それは怒りの感情の奴隷になっているということです。怒りの感情というのは脳(扁桃体)の反射です。だから脳という持ち物の奴隷になっているということになります。

私たち自身である意識が、怒りという感情に支配されてしまい、その奴隷になったような状態で考えるのが「自分は正しい、相手が間違っている」という「怒り思考」です。

私たちが怒り思考で考え続けてしまうのは、その思考の先に「やっぱり自分は正しかったんだ。やっぱり相手が間違っていたんだ。」という結論が完全になってまた自由な状態に戻ることができると感じているからでしょう。

つまり、怒り思考の目的も、平常の自由な自分を取り戻すことにあるといえるんですが、そこには二つの問題があります。

(1)「やっぱり自分は正しかったんだ」という結末に達することが、それで本当にできるのかという問題
(2)それではやっぱり奴隷の状態から抜け出せないという問題

この二つの問題があって、(1)もかなり困難ですが、(2)の問題で奴隷状態から抜け出すためには、怒り思考をしない自分になるという、「精神的な成長」が求められますから、怒り思考を続けている以上はその成長も得られないということになります。

いずれにしても必要なことは、怒り思考から自由になること、それが一番大事な課題なんですね。

じゃあいったい、どうすれば怒り思考から自由になることができるのか?

それについては、アンガーマネジメントステップアップ講座「思考編」の4時間でよく理解していただくことができるはずです。

Akira Okitsu
【興津諦プロフィール】昭和35年6月静岡市生まれ。武蔵野美術大学視覚伝達デザイン学科卒。認知科学研究、語学教育、文筆活動、アンガーマネジメント・メンタルトレーニング、ウェブサイト、グラフィックデザインなど、共感を得るための広範なコンテンツ開発を専門とする。平成6年大修館書店『言語』誌にて、時制や相に表れる認識の根本原理の存在を世界で初めて指摘。平成24年静岡商工会議所観光飲食部会にて地域資源発掘のためのテーマコピー「余ハ此處ニ居ル」を発案後、久能山東照宮神廟の研究に関わることとなり『季刊すんぷ』を発行。平成27年静岡市公式観光サイトの主要コンテンツ『極楽都市しずおか』を企画制作。アドマック株式会社代表。日本認知科学会会員。 【著書・著作】■『日本語入門』(平成5年富士国際日本語学院・日本語ブックセンター創学社)■『新しい日本語文法』(大修館書店『言語』平成6年12月号)■『夢色葉歌 ─ みんなが知りたかったパングラムの全て』(平成10年新風舎出版賞受賞)■『興津諦のワンポイントチャイニーズ』(平成23年〜24年SBSラジオ)■『パーミストリー ─ 人を生かす意志の話』(平成25年アドマック出版)■『日本語の迷信、日本語の真実 ─ 本当の意味は主観にあった』(平成25年アドマック出版)■『余ハ此處ニ居ル ─ すんぷ特別版』(平成27年アドマック出版)

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