アンガーマネジメントステップアップ講座では、身近な人の理解者になるということを、とにかく強くおすすめしています。
「思考編」では、イライラやイヤな気分、怒り、ガマン、あきらめ…といった感情は、その半分が理解不足から生じるという事実に注目してもらいます。
「理解編」では、理解を進めるために、人の性格を理解するための最強ツールである「手相」の基本を学んでもらっています。
理解不足を改善する方法というのはいろいろあるわけですが、きょうご紹介するこの方法も、なかなか強力ですよ。
ズバリ、伝記作家になる。です。
もちろん、本当に本を出版するとか、プロのライターになるといったことではなくて、身近な人のいちばんの理解者になること、それだけが目的です。
その身近な人の生まれる前のこと(お父さんお母さんの出会いなど)、生まれたときのことなどから始まって、幼稚園のころ、小学校に入学したころのこと、中学年、高学年のころのこと、中学時代、高校時代・・・というように、一冊の本ができるぐらいの詳しい情報を集めるんです。
さらには、生い立ちや恋愛遍歴、職歴などだけでなく、どんなことに夢中になってきたか、誰と仲良く、誰と仲違いしてきたか、「三つ子の魂百まで」というけど、幼いころにどんな育てられ方をしていたか、いっしょに遊んだ子のこと、どんな感情でつきあってきたか・・・など、心理的なところもたくさん知りたいところです。
そのようにして、その人のことなら自分がいちばんよく知っているといえるほどになってくると、その人がかけがえのない人になってきます。
それと同時に、その人にとってもあなたがかけがえのない人になってきます。
それが、居場所をつくるということです。
特にご夫婦や、これから夫婦になろうというカップルの皆さんには、ぜひおすすめしたい方法です。