とても久しぶりの更新になってしまって、お読みくださっている皆さんには、本当に申し訳なく、お詫び申し上げます。
今回は「NG思考」というものを知っていただきたいと思います。
NG思考とは、やらない方が楽になれる思考のこと。
いろいろありますが、その代表が「ワルイ思考」です。
▼ワルイ思考
「あの人が悪い」
「自分は絶対悪くない」
「自分も悪いかもしれないけど、あの人はもっと悪い」
「自分は間違ってない。間違ってるのは相手の方だ」
これは以前からここでよく紹介している「怒り思考」なんですが、「怒り」というほど感情は強く出ていないものの、上のような考えをしていれば、それを「ワルイ思考」と呼ぶことにしています。
これと同じような、やらない方が楽になれる「NG思考」には、次のようなものがあります。
▼セイダ思考
「あの人のせいだ」
「あの人のせいでいつも嫌な思いをする」
「自分のせいにしないでほしい」
「自分がバカなせいだ」
このように「せいだ」「せいで」が出てくる思考です。
▼クセニ思考
「新入りのくせに偉そうだ」
「経営者のくせにそんなことも知らないのか」
「自分がやると言ったくせに何もやっていない」
このように、相手を責める「くせに」が出てくる思考です。
「NG思考」と見るべき思考は、まだ他にもいろいろあるんですが、これをやるとどうして苦しくなるかと簡単に言えば、人との共感を壊してしまうからです。
このコラムですでに何度も書かせていただいていることですが、《共感》こそが、私たち人間が生きていくうえで《一番欲しいもの》です。
私たちは生まれたばかりのころから《共感》を求め始めるというのが事実です。《共感》なしには生きられないんです。