育てない子育て

全知全能のありがたい神さまがいたとします。
もちろん、脳科学も心理学も、全部わかっています。
そんな神さまに、子育てへの助言をしていただきました。

悪いと決めるから悪いところしか見えぬのだ。
悪い子などいない。
本当に悪いなら警察を呼べ。呼べぬなら悪い子ではない。
親はなくとも子は育つ。
育てると思うのは親の思い上がりだ。
育てるではなく、育つを助けよ。
育つ方へと力を貸せ。
どんな時でも子供の側に立て。

私たちは時としてこのように、思いきり上から「こうだ!」と決めてもらって初めて気づくということがあります。

だから「上から見るな」「上からものを言うな」ということも大事ですが、自分が子育てで行き詰まっているというようなときには、すべてを知っている絶対的存在から「馬鹿者!」と言われることを求めたくもなるのです。

上からものを言うためには、前提として、相手と完全に同じ側にいるということが欠かせません。

同じ側にいるとは、共感があって、信頼があるということです。

その反対に、睨み合っている、対立しているという実感に包まれていると、相手が言った上からの物言いには、反発したくなってしまうからです。

Akira Okitsu
1960年6月静岡市生まれ。武蔵野美術大学視覚伝達デザイン学科卒。認知科学研究、語学教育、文筆活動、アンガーマネジメント・メンタルトレーニング、グラフィックデザイン、ウェブデザインなど、共感を得るための広範なコンテンツ開発を専門とする。1994年大修館書店『言語』誌にて、時制や相に表れる認識の根本原理の存在を言語学史上初めて指摘する。2012年静岡商工会議所観光飲食部会にて地域資源発掘のためのテーマコピー「余ハ此處ニ居ル」を発案後、久能山東照宮神廟の研究に関わることとなり『季刊すんぷ』を発行。2015年静岡市公式観光サイトの主要コンテンツ『極楽都市しずおか』を企画制作。アドマック株式会社代表。日本認知科学会会員。 【著書・著作】 ■『日本語入門 The Primer of Japanese』(1993年富士国際日本語学院・日本語ブックセンター創学社) ■『新しい日本語文法』(大修館書店『言語』1994年12月号) ■『夢色葉歌 ─ みんなが知りたかったパングラムの全て』(1998年新風舎出版賞受賞) ■『興津諦のワンポイントチャイニーズ』(2011年〜2012年SBSラジオ) ■『パーミストリー ─ 人を生かす意志の話』(2013年アドマック出版) ■『日本語の迷信、日本語の真実 ─ 本当の意味は主観にあった』(2013年アドマック出版) ■『余ハ此處ニ居ル ─ すんぷ特別版』(2015年アドマック出版)
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